がん治療は情報戦!入院前に知っておきたい「5つの真実」

がんは治る病気になりつつある

 オランダでは2005年以降、膵臓がん手術をハイボリュームセンターで集中的に行うようにしたところ、それ以前と比べて入院中の死亡率が24%から4%に低下し、2年生存率が38%から49%にアップしたという。 

■執刀医は男性より女性、年齢は40代~50代前半の成功率が高い

 病院で執刀医を紹介されたとき、女性や若い医師だと“大丈夫か”と心配になる人も多いだろう。

 カナダの住民10万4630人を対象にした調査によると、手術後の合併症の発生率ならびに入院日数、再入院率には男性執刀医と女性執刀医には差がなかったものの、30日以内の死亡リスクは女性外科医の患者の方が12%も低かったという。

「原因は不明ですが、女性医師の方がガイドラインに沿った治療をする傾向にあるうえ、コミュニケーション能力が高い。それが影響しているのかもしれません」 

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