今回の報道からいえるのは、製薬会社が力を入れる新薬が、必ずしも良い薬だとは限らないことです。私が使っている胃薬は、1世代前のものですが、現世代の薬より効いている気がします。これは一個人の体験談にすぎませんが、そういうことは往々にしてあるでしょう。
資金が集まって、治験がうまくいけば、膵臓がんの腹膜転移で、この治療が保険で使えるようになります。しかし、資金不足だったり、治験で思うような結果が得られなかったりすれば、保険での利用はできません。それでも患者さんがこの治療を望むなら、自費になります。
Dr.中川のみんなで越えるがんの壁