①体中に一本のチューブもつけずに最期まで過ごしたい
②食べ物は口から食べたい
③枯れるように旅立ちたい
④みんなに見守られながら逝きたい
⑤一日の時間配分は、自分で決めたい
つまり、「終の棲家を病院や老人ホームではなく、家族が住む自宅にして、要するに『胃ろう』など延命治療を遠ざけてしまうという選択もありますよ」と、教える。
そうした意思を強く持った人は、医療機関とのトラブルを避けるためにも、文にして書き残しておくことと、付け加えている。
「屁理屈かも知れませんが、風邪薬や鎮痛剤を飲むことだって延命治療の処方です。目的は少しでも命を延ばすことでしょう? 延命治療への強い執着を持つこともいいのですが、それよりも、自分が最期までやりたいことは何かを考えてほしいのです」
看護師僧侶「死にゆく人の心構えと接し方」