コロラド州は医療大麻のみならず、嗜好(しこう)品としての大麻も合法化されています。ところが調査に参加した60歳以上約140人の多くは医療大麻を使用したいのに、医師からの処方を受けることが難しいと感じていると答えているのです。
ある人は主治医に医療大麻について聞いたところ、強い拒否反応を示され話も聞いてもらえなかったり、処方を拒絶される体験をしたといいます。そのため、わざわざ闇取引の商品を買ったり、嗜好品の大麻で代用していると話す人も。
合法化されたとはいえ、まだまだ大麻に対して懐疑的な医師も多く、それが勉強不足につながり悪循環を招いていると、調査結果は分析しています。
一度に多くの薬を飲まなければならない高齢者には、医療大麻使用で不必要な副作用を減らしたいという願いもあります。もっと多くの医師が医療大麻のメリットとデメリットから適切な投薬量などを理解し、患者を指導してほしい。そんな希望はこれからますます高まりそうです。
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