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【野沢菜漬け】植物性乳酸菌とビタミンB1で整腸と疲労回復

野沢菜漬けと豚肉の炒め物。奥は左から、冷ややっこ たたきオクラと一緒にのせて。アジの刺し身は特性醤油で。(C)日刊ゲンダイ
発酵食品<3>

 食品の発酵に役立つ乳酸菌のうち、牛乳をヨーグルトやチーズに変えるのが動物性なら、野菜を漬物に変えるのは植物性です。

 栄養豊富な乳糖をエサに、恵まれた環境のもとで育つ動物性乳酸菌に比べて、植物性乳酸菌は過酷な環境下で、豊富とはいえない野菜の糖を食べて育ちます。

 そのため丈夫で、生きた状態のまま腸に届く可能性が髙い。野菜自体に食物繊維が豊富ですから、整腸作用が期待できます。

 野菜を漬物にすると水分が抜けてカサが減るだけに、量がたくさん取れるのも利点です。

 今回は漬物を単なる漬物としてではなく、野菜や調味料としていただくことにしました。野沢菜漬けはなるべくなら無添加のものを選び、野沢菜漬け自体に塩分が含まれているので調理する際の塩気は控えめにします。しばらく冷蔵庫で保存しておけば発酵が進み、酸味が増します。

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