そして空腹時血糖値109㎎/デシリットル以下は「正常型」の域に入りますが、100~109㎎/デシリットル、あるいはHbA1c5.6~5.9%は、将来的に糖尿病を発症するリスクが高いグループになります。
高血圧、脂質異常症、肥満などがある人は特にリスクが高く、75グラム経口ブドウ糖負荷試験を受けることが望ましいと考えられています。
では、ここでみなさんに質問です。糖尿病型ではないけれど、境界型や将来的に糖尿病を発症するリスクが高いグループに何年もいるのと、同じくまだ糖尿病型には達していないものの、これまで100㎎/デシリットルを切っていたのに、この1~2年で血糖値が上昇してきたのとでは、どちらがより問題でしょうか?
■1~2年で急激に上昇した場合は打つ手あり
進化する糖尿病治療法