更年期を知って夫婦円満

男性ホルモンは睡眠、運動、ストレス改善などで増やせる

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 もちろん、男性更年期も薬でテストステロンの補充ができますが、前述のように生活習慣改善でも増加するため、健康のためにはそちらもぜひ心掛けてください。ただし、気力の低下やうつ症状が強く出ている場合は、これらの改善を実行するのは難しい場合があります。無理をせず専門医に相談してみてください。

 なお、女性にしろ男性にしろ、更年期障害の“障害”は、日常の生活に支障をきたすほどの症状がでた場合のこと。生活に支障がない場合は更年期障害とは言いません。単なる「更年期の症状」です。

 40代以降は仕事が忙しく、睡眠不足やストレスがあっても無理して頑張り続ける方が多いと思います。すると、やがては“軽い不調”から、“更年期障害”まで発展し、仕事へ大きくダメージを与えかねません。更年期の症状を軽視してはいけないのです。

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小林ひろみ

小林ひろみ

メノポーズカウンセラー。NPO法人更年期と加齢のヘルスケア会員。潤滑ゼリーの輸入販売会社経営の傍ら、更年期に多い性交痛などの相談に乗る。

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