味は好みですから、害のない程度に取ってもらうのはよいと思います。ただ、大人は甘いものばかり取るわけにもいきませんので、どうしても味が気になって飲めない場合には、オブラートに包む方法しかないかもしれません。
一般的に「飲みやすい」と感じる漢方は、その時の症状に合致しているといわれています。漢方には、臓器と味を結び付け、弱った「臓器」を補うための「味」があると考えられています。肝―酸、心―苦、脾―甘、肺―辛、腎―鹹(塩)というふうに対となる味が紐づけられているのです。
酸っぱいものが欲しい時には「肝臓が弱っている」と考えてお酒を控えるといったように、「味」―「体調」―「漢方」を結び付けてみるのも、健康維持に役立つのではないでしょうか。
市販薬との正しい付き合い方