虫刺され徹底対策 「虫よけスプレー」の正しい使い方とは

2014年のデング熱騒動を忘れてはいけない(C)日刊ゲンダイ

「濃度は持続時間に関係していて、効果の高さとは関係ありません。高濃度のものでも、汗をかいたり衣服で擦れたりすると、商品の説明書に書かれている持続時間が期待できないこともあります。頻繁にスプレーをした方がいいでしょう」

 イカリジンは子どもOKだが、ディートは濃度で制限がある。30%は12歳以上が使え、12%は6カ月以上2歳未満は1日1回、2歳以上12歳未満は1日3回。ディートとイカリジンでは守備範囲の虫も異なる。

 また、ディート12%は、小児の場合、顔への使用は禁止。成人が顔に使う時は、手のひらに取って、目や唇の周りをよけて塗る。

「オーガニックの虫よけスプレーもありますが、ディートやイカリジンに比べると、効果が落ちるかもしれません」

 虫に刺されたら、どうするか? 症状が大したことがなければ市販の塗り薬でいいが、1日経ってもかゆみがひどい、腫れている、といった場合は、皮膚科を受診すべき。

3 / 4 ページ

関連記事