野菜や果物、あるいは新鮮な魚など、加工度が低く、添加物が少ない食品は健康に良いイメージがあります。他方で、スナック菓子、インスタントラーメン、ハンバーガー、サラミやソーセージなど、高度に加工された食品を毎日食べ続けることは、健康に良い食習慣とは言えないかもしれません。
高度に加工された超加工食品の摂取と健康への影響を検討した研究論文が、2019年5月29日付で英国医師会誌電子版に掲載されました。
この研究では、スペインに在住している20~91歳の1万9899人が解析対象となりました。アンケート調査によって、超加工食品の摂取量を「1日2食未満」「1日2~3食未満」「1日3~4食以下」「1日4食超」の4つのグループに分け、死亡のリスクを比較しています。なお、結果に影響を与えうる年齢、性別、婚姻状況、喫煙・飲酒状況、1日の摂取カロリーなどの因子について、統計的に補正を行い解析されました。
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