熱中症は暑くなり始めの7月が危ない!屋内の対策に要注意

今年はすでに5月に猛暑日を記録(C)共同通信社

 熱中症の症状は、「頭がボーッとする」「くらっとする」「気持ちが悪い」「だるい」など。

「熱中症を経験したことがない人なら、疲れや寝不足と感じるかもしれない。会話もできるので、周囲も気付かない。ところがそのままいると徐々に体温が上昇し、突然けいれんや意識障害を起こしてしまう」

 だから、異常を感じる「前に」水分補給。そして、いつもと違う症状が出てきたらすぐに手を打つことが重要だ。

 福永医師も、長時間にわたる手術の後は脱水症状で熱中症と同様の状態に陥りやすく、経口補水液を飲んで症状が回復した経験がよくあるという。

■冷やすなら脇の下と足の付け根

「また、かき氷は体内を巡る血液を一気に冷やしてくれるので、頭がボーッとしてきたな、という時に食べるのにもってこいです。日中、外歩きが多い営業マンや屋外のスポーツをよくする人にはお勧めですね。さらに、首、脇の下、足の付け根など血管がたくさん集まっているところを冷やすのも有効です。おでこを冷やすのは、体全体の温度を下げる目的では不十分です」

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