発達障害と診断はされたもののASDに関してはグレーゾーンで、人に話してもなかなか理解してもらえない。そんな一色さんだが、発達障害のグレーゾーンの人たちが集まるイベント「OMgray事務局」代表のオム氏とkokopelli氏が主宰する「自分プレゼンテーション」に参加するようになって、初めて自分の状態を理解してくれ、分かり合える仲間に出会えたという。
「話してみると、みんな他人と同じようにうまくできないことからくる生きづらさに悩んでいる。困りごとの内容も『あるある』とお互いうなずくことばかりで、初めて自分と似た人たちに会えて、新鮮な気持ちでした」
一色さんは、東京都内で開かれる「自分プレゼンテーション」のイベントに毎回参加し、自分の特性を説明するプレゼンテーションなどを行っている。=つづく
正社員で働く発達障害の人々