だからといって、風邪薬を一切飲まないようにするというのは非常に極端な考え方で、副作用を怖がるあまり薬のプラス効果まで捨ててしまうのは賢い選択とはいえません。つまり、風邪薬のプラス効果を最大限に利用しつつ、マイナス効果が表れにくくすればいいのです。そのためには、日頃の健康管理が大切になります。
われわれは日常生活の中でさまざまなウイルスと接触しています。風邪をひくのは、体力の低下や睡眠不足などで抵抗力が落ちているタイミングでウイルスに感染するからです。そして風邪をひいてしまった場合、基礎的な体力がなければ長引いたり重症化するリスクが高くなります。そういう人は、風邪薬を飲んだときに副作用のマイナス効果が表れやすくなるのです。
逆に基礎的な体力を維持している人はそもそも風邪をひきにくいうえ、感染したとしても重症化せずに乗り切ることができます。風邪薬を服用してもマイナス効果を排除してプラス効果を活用できるのです。
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