風邪をこじらせて急性副鼻腔炎に。それが慢性化すると、鼻炎症状は続きますが、頭痛は比較的軽くなる傾向です。
虫歯や顎関節症など歯科領域の疾患も、頭痛との関連では侮れません。眼科では、眼精疲労で頭痛を生じるほか、要注意は眼圧急上昇による緑内障発作です。視力の低下や吐き気とともに前頭部の痛みを生じます。
片頭痛や緊張型頭痛、群発頭痛は一般的な検査では、なかなか異常を認めにくく、原因が分かりにくい。これらは「機能性頭痛」にくくられますが、片頭痛は血液検査でセロトニンを調べると、0・04~0・35μg/ミリリットルの基準値を超えることが診断の手掛かりになります。
(梅田悦生・赤坂山王クリニック院長)
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