胃腸の弱りも「舌」で判断することができます。もっと言えば、舌の苔の量と色で判断できるのです(舌診といいます)。舌苔が厚くなっていたら胃腸が弱り始めているサインです。また、舌苔の色は胃腸の熱の状態を表すと言われていて、舌苔が黄色くなってきたら胃腸が弱って熱がこもっているサインになります。
このサインを見逃し、熱がこもってくると、食欲不振、吐き気、胃痛、下痢などの症状を引き起こします。こうした夏バテにお薦めの漢方は、「清暑益気湯」「補中益気湯」「人参養栄湯」「六君子湯」などになります。
いずれも暑さで弱った胃腸を元気にし、低下した体力を回復させる働きがあります。これらを上手に使って弱った胃腸を整え、しっかり栄養を補給することで夏バテを乗り切りましょう。
市販薬との正しい付き合い方