「冷え」は漢方では3つの症状からなるとされています。血のめぐりが悪くなる「瘀血」、水のめぐりが悪くなる「水毒」、気力が低下する「気虚」が重なって異常が起こるのです。つまり、これらを改善することが冷え対策になるということです。
冷房の設定温度や服装に気をつける体外の対策も重要ですが、体内のアプローチとしては、食べ物があります。ショウガやネギは血のめぐりを良くし、エビは体を温める効果があるとされています。
これらに加えて、漢方薬としては「温経湯」「苓姜朮甘湯」「人参養栄湯」などがそれぞれ瘀血、水毒、気虚に良いとされていて、冷えに効く漢方といえます。
暑さ対策に加えて冷え対策も十分に実践し、夏を乗り切りましょう。
市販薬との正しい付き合い方