独白 愉快な“病人”たち

半日遅れてたら死んでいた…冠二郎さん虚血性心不全を語る

冠二郎さん(C)日刊ゲンダイ

 3年前に31歳下の女房と入籍しまして、「若い嫁サンもらったから心臓やられたんだ」なんて冗談で言う人もいるんですけどね(笑い)。今は旅も含めて付き添ってもらい、食事やら血圧やら管理してもらっています。血圧や血糖値が上がると、心臓に負担がかかるんでね。

 初めて症状に気づいたのは去年の12月25日でした。ステージに備えて発声練習に行こうと、自宅から駅まで40分ぐらい歩いたら、ハーハーと息苦しくなりました。その頃はインフルエンザがはやっていて、女房に「マスクをしたほうがいいよ」と言われ、「普段しないマスクをしたせいかな」と軽く考えていました。

 その後、年末年始にかけては横になると喉がピーピーいっていたんだけど、軽い喘息かなと。病院嫌いだからそのままにしていたら、1月15日、3月に発売する「さみだれ」の仮歌のレコーディングで息の吸い込みがうまくできなかったんです。

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