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50~54歳「腹筋」は30秒間に何回できたら人並みなのか?

両肘がももにつくまで起き上がる
両肘がももにつくまで起き上がる

 腹筋、背筋……。50歳を越えオジサンの仲間入りをしたご仁には縁遠い単語か。いや、中学生の息子のトレーニングに付き合って、実践しているお父さんもいるかもしれない。

 では、その「腹筋」は何回できれば“人並み”なのだろうか。

 スポーツ庁が前回の東京五輪以降、毎年実施している「体力・運動能力調査」(平成29年度)に興味深い数字が載っている。6歳から79歳まで男女別、世代別に握力、上体起こし、長座体前屈などいくつもの運動能力のテスト結果がまとめられたものだ。

 その中で、いわゆる腹筋にあたるのは、「上体起こし」。マットの上にあおむけに寝て、両腕を胸前で交差して組む。ひざは立て90度に。補助者に足と膝を固定して重しになってもらう。この状態から上体を起こし、両肘が両ももにつくまで起き上がる。ももについたら「1回」。で再び背中をつけてを繰り返す。30秒間にできた回数が記録になる。

 59歳の記者が自宅の畳の上でチャレンジしてみるとけっこうキツイ。13回で音を上げてしまった。これは、“人並み”かというと――。前出の「体力・運動能力調査」の世代別の平均値はこんな具合だ(40歳以上のデータのみ抜粋)。

・40~44歳…23.75回
・45~49歳…22.99回
・50~54歳…21.90回
・55~59歳…20.39回

 記者の13回は、「70~74歳」世代レベル。トホホ。とんだ赤っ恥だった。

 ちなみに、若さあふれる「20~24歳」世代は、「29.80回」と、ほぼ1秒間に1回。アナタは平均値レベルに届いてますか。

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