病み患いのモトを断つ

海老蔵は休演長期化 急性咽頭炎はこじらせると意外に厄介

市川海老蔵(C)日刊ゲンダイ

「一般内科の医師は、口蓋垂(のどちんこ)や扁桃あたりを調べても、鼻や喉の奥、声帯まではチェックしません。そうすると、咽頭炎や喉頭炎の診断が遅れることがあります。正確に診断してもらうには、耳鼻咽喉科を受診するのが無難なのです」

 そういわれてみると、記者も昨年の冬、風邪かなと思って職場近くの内科で処方された薬を服用したものの、よくならず様子をみていたが、やがて悪化。喉の痛みが増し、食事もつらくなったことがある。結局、耳鼻科で咽頭炎との診断を受けて、薬を替えてもらいよくなった。

 急性咽頭炎は、“クーラー風邪”の典型だが、ちょっとした対応のミスで症状が悪化する恐れは十分ある。

「何となく喉が痛いというときは、カラオケやたばこ、アルコールは避けた方がいい。そういうときに無理をすると悪化します。症状が軽いときほど、しっかり休むことです」

 ありふれた病気ほど、甘く見ない方がいい。

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