家事や子育てに対し、夫は他人事の感覚でいると、更年期で体調を崩して改めて気づいたTさん。いずれ自分たち夫婦も年を取り、2人きりの生活になる。その時は対等に支え合える夫婦でありたいと、Tさんは夫と家事の分担や今後について話し合ったそうです。
それから数年経った今では、夫は家事を他人事と思っていない。さらに「ありがとう」という言葉を日々口にするようになった。
「振り返ると、更年期の時は日常の行動が普段通りできず空回りし、気持ちに余裕がなかった。トゲのある会話やストレスをぶつけたことも多々あり、夫の被害も大きかったと思います」(Tさん)
更年期の症状は、女性ホルモンのエストロゲンの減少によるもの。専門クリニックで治療を受け、症状は徐々に改善したそうです。体の不調がきっかけで、老後はどんな2人でいたいか、具体的に話し合うことができたTさんご夫婦。更年期の不調が、夫婦の未来にとって大事なきっかけになったそうです。
更年期を知って夫婦円満