愉快な“病人”たち

成功率は10万人に2人と…歌手・音々さん脳腫瘍を振り返る

音々さん(C)日刊ゲンダイ

 診てくれた医師に「脚と顔の痺れのほかに何か変わったことはありませんか?」と聞かれたので、「そういえば最近毎日しゃっくりが出ます。特に食事の後なんかに」と答えたら、「それはMRIを撮った方がいい」となったんです。

 しゃっくりとMRIの関連がわからないまま、すぐに紹介された池袋の画像検査専門のクリニックに向かい、MRIを撮りました。翌朝、脳神経外科に行くと画像が届いていて、「大きな脳腫瘍が見つかりました」と言われたのです。

 腫瘍は良性だったのですが、できた場所が延髄という脳の最下部、首の後ろ付け根辺りで、いろんな神経が集まる場所でした。

 痺れはもちろん、しゃっくりの原因も腫瘍のせいだったようです。私の場合、腫瘍が少しだけ左側に寄っていたのでセーフでしたが、大きさ的には呼吸器を塞ぎかねないほどで、寝ている間に息が止まって、朝亡くなって発見されるケースもあると聞きました。

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