愉快な“病人”たち

成功率は10万人に2人と…歌手・音々さん脳腫瘍を振り返る

音々さん(C)日刊ゲンダイ

 腫瘍を取ったら痺れが右脚から左脚に移り、疲れると膝が曲がらなくなったり、感覚がなくなったりして「このまま歩けなくなるのかな」と思うこともあります。でも、普通に生活していれば日常に問題はありません。

 成功率が恐ろしく低い手術を乗り越えたせいか、病後は運が巡ってきたようで、人生が一気に開けてきた感じがあります。とにかく忙しくて楽しい。再発の怖さはありますが、その時はまた乗り越えればいい。命はいつ失うかわからないから何事にも最善を尽くそうと思いますし、そんな毎日がとても幸せです。

(聞き手=松永詠美子)

▽ねね 1983年、愛知県生まれ、東京都育ち。ミュージシャンの父の下、5人姉弟の長女として生まれる。1999年から音楽活動を始め、2011年から日本語鍵盤ロックバンド「THE ROARatUS(ザ・ロアータス)」のボーカルを務める。妹弟がそれぞれ別のバンドで活動し始めたのを機に、「あらかわ家」を名乗り、家族での音楽活動もスタートさせ、現在「あらかわ家」は手売りでCD1万枚を売り切るため、全国各地に活動の場を広げている。8月1日には、「新宿ReNY」であらかわ家のワンマンライブが行われる予定。
https://www.arakawaya.info

5 / 5 ページ

関連記事