100歳まで歩ける歩き方と靴選び

脳の老化を防ぐ 歩くことはうつ病と認知症の予防につながる

(C)日刊ゲンダイ

 ほかにも、スティーブ・ジョブズも、歩きながらのミーティングを取り入れていた。歩くことには、創造性や発想を高める効果もあるのだ。スタンフォード大学で2014年に行われた調査によれば、歩いている時のクリエーティビティーは、歩かない時よりも平均で60%もアップすることが分かったという。

「心臓病専門医のサンジェイ・シャルマ教授がロンドンのセントジョージズ大学で行った研究によれば、歩くことはうつ症状を改善したり、認知症の発症を遅らせる効果があり、ウオーキングを習慣的に行うことで、3年から7年も寿命を延ばすことができるそうです。1日30分のウオーキングによって、体重の維持や肥満リスクの低減のほか、血圧や血糖値の正常化、冠動脈性心疾患のリスクの減少、そして、情緒が健康になるといった効果があることも分かっています」

 まさに、歩くことは百薬の長ともいえる効能があるわけだが、100歳まで自分の足で歩くには、ほかにどのようなことを心掛ければいいのだろうか。

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