紫外線の対策は、屋外に出る時は露出している顔や腕などに日焼け止めを塗るのが効果的。日焼け止めには「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」がある。散乱剤は塗ると白浮きしやすいが、肌の刺激が少ないので敏感肌の人に向いている。吸収剤は白浮きしにくいので男性に向いているが、敏感肌の人には刺激になる場合がある。一長一短あるので選ぶ際は、薬局の店員に相談するといい。
それでも、日焼け止めを使うのは面倒というなら、恥ずかしがらずにせめて日傘を使ってもらいたいという。日傘は直射日光の90~95%を遮断することができるので、紫外線だけでなく熱中症対策にもなる。しかし、これらの紫外線対策によって体内で産生されるビタミンDは不足しないのか。
「日焼けするほどの日光浴は、害にしかなりません。日本の緯度からすると、両手の甲くらいの面積が15分ほど日光に当たる程度、日陰なら30分くらい過ごす程度で、食品から平均的に取るビタミンDと合わせれば十分とされます。ビタミンDを多く含む食品は、魚類とキノコ類です」
病気を近づけない体のメンテナンス