病気を近づけない体のメンテナンス

【肌】紫外線の功罪…皮膚のダメージは60歳ごろから表れる

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 紫外線にさらされた肌にいい栄養素もある。皮膚に発生する活性酸素を除去する抗酸化ビタミンの「ビタミンC」だ。多く含む食品は、オレンジ、赤ピーマン、ブロッコリー、キウイフルーツ、菜の花、ゴーヤーなど。ビタミンCはコラーゲンの生成や維持にも必要になる。さらに、ビタミンEと一緒に取ることで抗酸化作用を高める効果がある。ビタミンEは、ひまわり油、ウナギ、モロヘイヤ、ツナ缶、アボカドなどに多く含まれる。

「スキンケアのローション(化粧水)にも、ビタミンCが配合されている製品が多くあります。ビタミンC配合ローションにも日焼けを抑えたり、活性酸素を除去する作用があります。1日1回でもお風呂上がりや寝る前に、日光が当たった部分に塗るだけでも肌のお手入れになります」

 紫外線は目に見えないからこそ、ダメージの蓄積に気づきにくい。肌の若さを保つには、夏場の日傘とビタミンCがポイントといえるだろう。

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