病気を近づけない体のメンテナンス

【腰】前屈みで下を向き長時間座る“スマホ姿勢”が危ない

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 洗面台で前屈みになって顔を洗うときも要注意。膝を伸ばして洗うのではなく、片足を前に出して膝を曲げて上体を洗面台に近づけて洗う。また、高さ10~20センチほどの低い台を置き、片足を乗せた姿勢で洗うのも腰への負担が減らせる。

■胸郭部の柔軟性も重要

 日常的に猫背などの悪い姿勢と悪い動作に注意しながら、腰痛予防の運動を習慣にすることが“腰の手入れ”になるという。基本は背骨をサポートしている腹筋と背筋の運動、お尻の筋肉である大臀筋をウオーキングなどで鍛える。そして、股関節や太ももの前後の筋肉をストレッチで柔らかくしておくこと。

「股関節や太ももの筋肉の柔軟性が大事なのは、物を拾う動作や中腰姿勢などのときに、下半身が硬いと不自然な体勢になり、腰への負担が増すからです。最近では背中の上の部分(胸郭部)の柔軟性も重要であることが指摘されています」

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