病み患いのモトを断つ

発汗はエネルギー消費ではない 夏太りを招く「3つの誤解」

うまいんだけど(C)日刊ゲンダイ

 成人の経口補水液の摂取量は、1日500~1000ミリリットル。その最大量を摂取する時の糖分の摂取量は、18グラムで角砂糖4、5個分だ。500ミリリットルのペットボトルのスポーツドリンクに含まれる糖分の量は、多いものだと30グラムを超える。熱中症予防という“大義名分”があるとはいえ、何本も飲んだら、体に蓄積される糖分の量は半端なく、それが毎日になるとシャレにならない。

「3回の食事や梅干しなどでミネラルを摂取し、水やお茶で水分を補うのがちょうどいい」

 カリカリ梅や塩昆布などをカバンや机に常備しておくといいだろう。

 先週末の土用の丑の日にうなぎを食べた人は少なくないだろう。3つ目が、食事の誤解だ。

「うなぎは夏バテ予防の象徴的な食事で、そのうなぎに代表されるように、夏バテ予防の食事はカレーもカツ丼も牛丼も炭水化物が中心。つるつるとのど越しよく食べられるそうめんも同じです。夏バテ予防を意識し過ぎてそういう食事が続くと、そりゃ太ります。動物性脂肪を減らして、野菜を増やすこと。野菜は、食事の初めに取ることです」

 3つの誤解を解消して、夏太り撃退だ。

3 / 3 ページ

関連記事