生活と健康 数字は語る

男性29%女性7%で減少傾向 喫煙率の推移とさまざまな解釈

男女ともこの10年で減少傾向

 データを見るときには、必ず解釈の問題があります。さらにその解釈は人それぞれで、正しい解釈があるわけではありません。ただ、解釈のルールはそれぞれである程度明らかにできます。ここでのルールは、意見とか感じるとか書いたように、「主観的に解釈する」というふうに言うことができるかもしれません。ただ、主観的な解釈もまた重要なものです。ちなみに、私の解釈は、先に書いたように「明らかに減っている」というものです。

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名郷直樹

名郷直樹

「武蔵国分寺公園クリニック」名誉院長、自治医大卒。東大薬学部非常勤講師、臨床研究適正評価教育機構理事。著書に「健康第一は間違っている」(筑摩選書)、「いずれくる死にそなえない」(生活の医療社)ほか多数。

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