それでも20代は、やはり若さゆえに乗り越えられます。大学生の面影を感じられないほど太ってきたり、健診の数値が基準値内だけど上昇してきたり、黄色信号がともりだすのは、たいてい30代に入ってから。
この頃には、運動どころか、電車や車の移動が中心で、歩くことも少なくなってしまっています。半面、大学生の頃とは違ってお金を持っていますから、食べるもの、飲むものは「いいもの」に変わるでしょうし、接待などで酒量が増え、睡眠時間は減っていくでしょう。独身なら、なおさらですね。
40代になると、健診で「再検査」と指摘されるものが出てくる。仕事の忙しさ、面白さがピークになる年代ですから、再検査は後回しになりがち。家庭を持った人では、奥さんに言われたり、自分自身でも、多少健康に気をつけようとなるでしょうが、さほど深刻ではない。
進化する糖尿病治療法