更年期のイライラはよく知られる症状。家族が困るほどのイライラはなぜ起こるのでしょう?
主な原因は女性ホルモン(エストロゲン)の減少。エストロゲンは脳の視床下部からの指令で卵巣から分泌されますが、閉経前後になると十分な量を分泌できなくなり、脳は何度も指令を出すことになります。
これらの過剰な指令で脳がパニック状態になり、視床下部がコントロールを担う自律神経、体温調節、感情などにも影響を与え、イライラなどが生じるのです。エストロゲンの分泌のアップダウンも、感情のコントロールや体調の不安定につながるのではないかと考えられています。
日常生活に支障をきたすほどのイライラは治療が必要な更年期障害。気をしっかり持って意識すれば鎮まるというものではないのです。治療を受けて落ち着いてから、ヨガなどリラックスできる運動などのセルフケアを行うのが理想的です。
更年期を知って夫婦円満