緑内障患者の95%以上が間違い「目薬」正しいのさし方とは

緑内障は失明原因の第1位(C)日刊ゲンダイ

 緑内障の治療は、目薬かレーザー治療や手術しかない。いずれも完治させるものではなく、手術の効き目は7割程度。レーザー治療では人によってまちまちで、目薬より効果が高いわけではない。さらに手術は患者への負担が大きくかえって術後に視力が下がるケースもある。つまり、緑内障を発症すれば、毎日きちんと決められた用法で目薬をさすことが、症状の進行を止める確実な治療法なのだ。

「緑内障は末期になるまでは自覚症状がありません。だから治療途中でドロップアウトしてしまう患者さんもいます。しかし、そうすると必ず進行します。何年も放置して、見えづらくなったからと再来院する患者さんでは、すでに末期で、失明に至るのをなんとか食い止めるしか術がない、場合によってはそれすら難しい、というケースもあるのです」

■目薬をさしたくない人には最新治療MIGSという手も

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