話題の焦点

肩こりや腰痛を解消 頭部をゴシゴシするだけで健康に?

国際ヒューマンリングケアサロン代表の大工ひとみ氏
国際ヒューマンリングケアサロン代表の大工ひとみ氏(C)日刊ゲンダイ

 頭をゴシゴシするだけで、体の不調が解決する――不思議な健康法が話題になっている。頭と体はつながっているから、頭をさすれば肩凝りも腰の痛みも、頭痛も良くなるというもの。

 この健康法を提唱するのは、国際ヒューマンリングケアサロン代表で「カラダのどこか痛いならあたまゴシゴシしなさい」(ぶんか社)の著者、大工ひとみ氏(写真)だ。これまでアスリートをはじめ、約4万人の体のケアをする中で実証された方法という。

「もともと介護の現場にいたことがあり、体を起こすことができない寝たきりの方の、全身の硬直を取るのが課題でした。どうやって腰や背中や膝などの筋肉を緩めてあげればいいのだろうと考えた。そこで脳に逆に刺激を加えて神経を緩めてあげるという治療を取り入れようと思ったのです」

 理論はこうだ。脳は全身からのあらゆる情報を受けて、心身をコントロールする。脳内の脳脊髄液という液が背骨に流れて、骨盤の中心にある仙骨に向かって流れる。脳と背骨はこの脳脊髄液でつながっているから、頭と体は相関性があるといえるそうだ。

 この「頭蓋仙骨療法」は単純で、頭蓋骨をゴシゴシさすることで効果が発揮される。

「頭蓋骨は大小23個の骨が組み合わさって形成されていますが、ガチガチに硬いように見えて実は、いつも動いているのが正常な状態なのです。生活習慣の乱れによって、23個のうち、どこかの骨が歪めば、ほかの骨に負荷がかかります。頭が歪んで頭蓋骨の動きが止まると、脳脊髄液の循環がうまくいかずに痛みや不調を来します。頭をさすることで頭蓋骨の歪みを戻し、症状を緩和できます」

 やり方は簡単。全身の力を抜き、頭に手を乗せる。指に力を入れずに指の腹を使って、さするだけ。1日5分と手軽だ。

 パソコンや携帯を見て下を向いていることで起きる片頭痛、首凝り、肩凝り、目の疲れを解消したり、またホルモンバランスが良くなるため、薄毛にも効果的という。

※具体的なやり方が分かる動画を、YouTubeの日刊ゲンダイ公式チャンネルで公開中です。要チェック!!

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