アセタールは食品の味や香りづけに使われるアルデヒドという物質がアルコールに反応することで発生しますが、食品ではなく吸引でどんな影響を与えるのかは知られていません。研究チームは「電子たばこの人体への影響はまだほとんど分かっていない。さらなる研究が必要だ」としています。
アメリカでは先月、ウィスコンシン州で、8人の10代の若者が息切れ、胸の痛み、咳(せき)などで入院し、「彼らは闇マーケットで流通しているベープ・ジュースを使って電子たばこを吸っていた」とニュースになりました。
一方、カリフォルニア州サンフランシスコでは、10代の吸引を防ぐために電子たばこの販売禁止に踏み切る予定です。
普通のたばこに比べて安全とされてきた電子たばこですが、その安全性に関する論争は、今後ますます大きくなりそうです。
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