ストレス社会の生き延び方

依存症リスクを判断 あなたは2週間断酒しても平気ですか?

お酒はほどほどに

 記憶に新しい元TOKIOメンバーによる強制わいせつ事件。依存症なのか否か? いずれにしてもアルコールの怖さやリスクに注目が集まった。

「お酒は多くの場合、私たちの生活に豊かさと潤いを与えます。一方、不適切な飲酒はアルコール健康障害の原因となります。そしてさらに、アルコール健康障害は、本人の健康問題であるのみならず、周囲の人を不幸にすることがあります」

 そのために知っておかなくてはならないアルコールに関する知識とは。

「産業医としての経験からすると、以下に1つでも当てはまる人は、アルコール依存症になるリスクがあると思います」

 ①2週間すら断酒できない②1日の平均飲酒量が純アルコール換算で60グラム以上③飲みだすとコントロールがつかなくなる④職場や家庭で困ったことがある、または、困ったと周囲に言われたことがあるなど。

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武神健之

武神健之

東京大学医学部大学院卒。一般社団法人日本ストレスチェック協会代表理事。年間1000件の健康相談、ストレス・メンタルヘルス相談を行う。著書に「職場のストレスが消える コミュニケーションの教科書 上司のための『みる・きく・はなす』技術」(きずな出版)などがある。

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