では、節度のある適度な飲酒量とはどれくらいか。1日平均純アルコール換算で約20グラムといわれている。これはビールなら中瓶1本、日本酒なら1合、ウイスキーならダブルで1杯、ワインなら4分の1本、缶酎ハイでロング缶1本に当たる。
生活習慣病のリスクが高まる飲酒量は、適量の倍である40グラム以上だ。
男性(入院者、熊本県を除く)の週の飲酒の状況は、「毎日」が26.6%にも上る。つまり、4人に1人が毎日飲酒していることになる。
一方、女性は「飲まない(飲めない)」が47.4%と最も多い。
夫は毎日飲酒をして体を壊す、それを横目に妻は飲まずに元気いっぱいという図式が目に浮かぶ。50代の男性Aさんは毎日、ビールを飲んだ後にワインを1本空けてしまう酒豪。それを20代のころから続けてきたのだという。
ストレス社会の生き延び方