愉快な“病人”たち

「白血病=死の病」というイメージを変えたい…友寄蓮さん

友寄蓮さん(C)日刊ゲンダイ

■「死んでしまおう」と思ったことも

 医師から「1年間の入院です」と言われ、初めて自分の病気の深刻さを知りました。病気が治るかどうかよりも、「進学できるか」「その先はどうなる?」という不安のほうが大きかったですね。あとから聞いた話では、治療開始時、芽球(白血病細胞である可能性が高い血液細胞)が33%で、あと数日遅かったら命が危なかったくらいハイリスクな状態だったそうです。

 治療は抗がん剤の投与でした。胸元から心臓まで約30センチのカテーテルが通っていました。副作用の吐き気や脱毛は覚悟していたのですが、衝撃を受けたのはムーンフェースでした。ステロイドの大量投与で顔が真ん丸になるんです。お見舞いの人には「意外と元気そう。ちゃんと食べられているのね」と思われてしまいましたが、実は食事どころではありませんでした。口の中が全部口内炎になったんです。痛くてしゃべることもできないし、横になると膿が喉に詰まって吐いてしまうので、横にもなれません。点滴9本分の痛み止めでも足りなくて、麻薬のような強い薬で痛みを緩和させ、意識を朦朧とさせてやっと寝るという状態でした。

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