ようこそ!不老不死レストランへ

木綿豆腐は水切りのひと手間で塩分を控えて味と食感アップ

木綿豆腐のステーキトマトソース添え(左)と簡単和え物/(C)日刊ゲンダイ
風土の恵みを味わう<3>木綿豆腐

 大豆を原料にする豆腐は、古くから日本にある栄養豊富な風土食です。

 中でも木綿豆腐は絹ごし豆腐と比べて水分が少ない分、タンパク質、脂質、カルシウムが豊富です。植物性タンパク質や脂質に多く含まれるリノール酸は血管疾患のリスクを軽減し、カルシウムは骨や歯をつくる重要な栄養素です。

 冷ややっことしてそのままでもおいしくいただけますが、今回は水分の少ない木綿豆腐をさらに水切りしてステーキと和え物にしました。

 水切りをすることによって、豆腐自体の味が濃くなるうえ、他の味が染みやすくなるからです。つまり使用する調味料が少なくて済むのです。塩分を控えることは不老不死レストランの大きなテーマでもあります。

 特にステーキは水を切ることで、表面がカリッとしますので、食感もよくなります。

 水切りは木綿豆腐をペーパータオルで包み、まな板で挟んで1時間おきます。こうすると、かなりの水分が抜けます。

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