性器カンジダも多い。猛暑による疲れやストレスなどで免疫力が低下。それが原因で常在菌であるカンジダ菌(真菌)が股間に繁殖して暴れ回る。
「肥満や糖尿病、高齢者のほか、抗生物質やステロイドなどを使用している人に目立ちます。その構造上、女性に多いといわれています」
再発を繰り返すため、最近は膣カンジダの再発治療薬が市販されている。「膣カンジダの再発は、自分でチェック、自分で治せる」というテレビCMを見たことがある人もいるはずだ。
「男性は、包茎の人の方がなりやすく、亀頭に白いぶつぶつができる亀頭包皮炎を発症するほか、陰嚢に感染し、小さな嚢胞ができます。女性は、膣炎と外陰炎を同時に起こすことが多く、陰部にムズムズした不快感のほか、灼熱感や頻尿などの症状が表れます」
デリケートゾーンがかゆくなる病気の中には、まれに命に関わる病気もある。