熱中症を今一度おさらいする どんな症状か?応急処置は?

強い日差しが照りつける中、東京・銀座を行き交う人たち(C)共同通信社

 また、冷たい水や経口補水液は体内から体を冷やし、水分補給になるが、意識がもうろうとしている時には飲ませてはいけない。

 では、もし意識があり、救急車を呼ばなくても大丈夫そうな場合は?

「涼しい場所へ避難し、首、脇の下、太ももの付け根を冷やしてください」(福永医師)

 水分を自分で飲めそうなら、経口補水液などを飲ませる。症状がよくなったら、ゆっくり休み、帰宅していい。水分を取っても症状がよくならないようなら医療機関へ。また、自分で水分を飲めない場合も、医療機関へ。

 覚えておこう。

2 / 2 ページ

関連記事