医者も知らない医学の新常識

害を減らして健康効果を得るために…紫外線は昼間に浴びる

ビタミンDをつくる働きがある「B波」は昼間に多い(C)日刊ゲンダイ

 2016年の皮膚科学の専門誌に、紫外線と賢く付き合うための方法を検討した論文が掲載されています。それによると、B波は昼間に多く、朝や夕方には少ないので、日差しの強いお昼に、日焼けをしない程度にお日さまを浴びて、それ以外の時間はなるべく避けるか、日焼け止めを使うのがバランスの取れた方法であるようです。

 昼間の強い日差しを避けるのがいいように考えがちですが、実は朝や夕方の日差しを避けることの方が大事なのです。

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石原藤樹

石原藤樹

信州大学医学部医学会大学院卒。同大学医学部老年内科(内分泌内科)助手を経て、心療内科、小児科研修を経て、1998年より「六号通り診療所」所長を務めた。日本プライマリ・ケア学会会員。日本医師会認定産業医・同認定スポーツ医。糖尿病協会療養指導医。

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