結果は、扇風機を湿度の高い中で使用した場合、深部体温が下がり、心臓血管への負担が軽減され、快適度も向上した。一方で、熱指数が低い、乾燥した環境で扇風機を使用した場合は、深部温度も心臓血管への負担もぞれぞれ上がり、実験参加者はより暑くなったように感じたという。「この結果を見る限り、夏の湿度が高い日本では扇風機は欧州などよりもリスクが低いといえるかもしれません。しかし、高温下の高齢者の扇風機使用には限界があるのは明らか。高齢者はやはり、エアコンを使うべきでしょう」
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