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最高気温33度を超えると熱中症の救急搬送が激増する

強烈な日差しの中でも夏の甲子園では熱心な観戦客が(C)共同通信社

 8月23日は「処暑」。暑さがやむという意味で、朝夕次第に涼しくなる時季を表す。なるほど、最高気温が35度を超える一時の暑さは峠を過ぎた感じ。日中も少しは過ごしやすくなるか。

 総務省消防庁のまとめによると、長雨が明けた7月下旬以降、熱中症で救急搬送された人の数(週別)は次の通り。

・7月22~28日 5664人
・7月29日~8月4日 1万8347人
・8月5~11日 1万2751人
・8月12~18日 7338人

 救急搬送人員の推移は、先月29日の週から激増。最高気温のそれとピタリと一致している。

 実際、東京の最高気温は先月24日以降、30度を超え、29日からは33度台、34度台が続いた。8月に入ってからは、暑さが一段と厳しくなった。1日(35度)、2日(35.1度)、3日(33.7度)、4日(34.3度)。5日以降も35度台が続いたものの、先月下旬からの突然の暑さに、体が参ってしまった人が多かったということだろう。

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