病み患いのモトを断つ

タンパク質不足が不調招く…大豆プロテインで痩せる3法則

食事のタンパク質摂取量をチェック

 記者は84キロ。1日2食で、ネットの成分表などを参考に2日分のメニューから平均すると、タンパク質の摂取量は60グラム台と判明した。84グラムを目指して、20グラムちょいをプロテインでカバーするにはどうするか。

「プロテインには、牛乳由来のホエイと大豆由来のソイがあります。筋肉を作るには、吸収が早いホエイが最適ですが、中高年ならソイがベター。大豆には、中性脂肪やコレステロールの低減効果を期待できる成分が含まれています」

 ドラッグストアでソイプロテインのパウダータイプを購入。朝食後に20グラム分のプロテインを水に溶かして飲むと、なるほど腹持ちがいい。

 1年以上、米抜き食を続けているが、朝食後のソイプロテインを飲んでから、昼時の空腹を感じずに済んでいる。腹持ちがいいのがいい。

「タンパク質と食物繊維をおやつ代わりに取っておくと、次の食事のときに血糖値が上がるのが抑制されます。セカンドミール効果と呼ばれ、夕食をダイエット食に替える力になる。つまり、ランチをサラダとソイプロテインなどに替えれば、夕飯時の血糖値の上昇が抑制され、ダイエットに効果的なのです」

 医療現場では、腎機能が悪い人は低タンパク食を重視するよう指導される。プロテインライフを楽しみたければ、平均的な食事でのタンパク摂取量の棚卸しはしっかりやろう。

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