さらに検討した方がいいのが、帯状疱疹予防用のワクチン接種だ。
欧米では10年以上前から帯状疱疹予防として用いられてきた水痘ワクチンが、日本でも2016年から50歳以上に対して認められている。
「14年に小児水痘ワクチンが定期接種化されて以降、水ぼうそうの流行が激減しています。そのため今後、帯状疱疹の激増が予想される。水ぼうそうにかかった子どもと接すると、水ぼうそうのウイルスに対する免疫機能が高まって帯状疱疹のリスクを下げるのですが、それが今後は期待できないからです」
帯状疱疹は水ぼうそうにかかったことがある人なら、誰でも発症の可能性があることを考えると、ワクチン接種で予防をしっかりした方がいい。帯状疱疹後神経痛が出てから後悔しても遅い。