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病院うるさすぎ…警報音1日700回の8割が間違いという現実

写真はイメージ

 アメリカの病院で問題になっているのが「病院の騒音」です。調査によれば、病室の昼間のノイズレベルは57~72デシベルで、WHO(世界保健機関)が定めた数値35デシベルを大きく上回っています。

 その原因になっているのは、点滴や人工呼吸器からの音、患者の体に接続された機器の警報音、ナースコールの呼び出し音、人の会話やスピーカーからのお知らせ、IDスキャナーの電子音、物を運ぶカートのガラガラという音など。

 常に鳴り続ける音が、患者にとっては回復に必要な休息の妨げになっているだけでなく、看護師にとってはストレスや疲労の原因になっているといいます。

 特に1人の患者が1日に聞く警報音は約700回で、「その8割以上は間違い」という数字があるほど。それを知る看護スタッフは本当の警報に対しても鈍感になり、反応が遅れ、医療事故の原因にもなりかねないと指摘されています。

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シェリー めぐみ

シェリー めぐみ

横浜育ち。早稲田大学政経学部卒業後、1991年からニューヨーク在住。

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