独白 愉快な“病人”たち

「赤ちゃんは元気です」と言われ安堵…岡田薫さん語る卵巣茎捻転

岡田薫さん(C)日刊ゲンダイ

 もちろんエアロビクスどころではなく、その場で車イスに乗せられ、子宮口を縛る手術をして絶対安静状態を強いられました。家に帰っても旅行はいけないし、腹筋に力が入ることは一切ダメで、長女を抱っこすることも止められました。安静が解けたのは出産の1週間前でした。

 妊娠中は風邪薬だって飲んじゃいけないと言われる中、MRIだの開腹手術だの、検査もいろいろしたので、なにかしら子供に影響してしまうのではないかと心配したんですけど、今のところすくすく本当に元気で、身長も体重も人並み以上の健康優良児です。

 今では笑い話ですけれど、後から聞いた話では、卵巣茎捻転のときに痛みでのたうち回る私を見て、夫は完璧に流産だと思ったそうです。そのうえドラマのワンシーンのように、医師から「子供と母体、どちらかしか助けられない場合はどうしますか?」と聞かれたときのことを勝手に妄想して、すごく迷ったというのです。思わず「それは私でしょう! そこ迷ったの?」と、びっくりしました(笑い)。

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