油揚げは薄く切った豆腐に圧をかけて水分を抜き、ごま油や菜種油などで揚げたものです。
最初は110度程度の低温で揚げ、次に200度くらいの高温で揚げると大きく膨らみます。
豆腐に比べると脂質が多くなりますが、大豆由来の成分はほとんど変わりません。血管疾患のリスクを軽減する植物性タンパク質やレシチン、骨や歯のもとになるカルシウムなどが豊富で、栄養満点の風土食です。
カルシウムは木綿豆腐の約2・5倍、赤血球をつくるうえで必要な鉄分は約3倍もあります。
油揚げの利点は冷凍保存が可能なことです。味噌汁、煮物、いなり寿司、おでんなどさまざまな料理に使えるうえ、冷凍したまま調理できますから、常備しておくと便利です。
今回は魚焼きグリルで香ばしく焼き、夏野菜をタップリとのせ、梅干しの果肉をたたいて作る梅肉ソースでいただきます。
ようこそ!不老不死レストランへ
木綿豆腐の2.5倍のカルシウム 3倍の鉄分を同じ風土食の梅ソースで
風土の恵みを味わう(5)油揚げ