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大統領候補の年齢と健康の関係は…米国で初の調査結果が

全員70代(左からサンダース、バイデン、ウォーレン)(C)ロイター

 認知能力が10~20歳年下と比較しても遜色がない人々がこう呼ばれています。

 では、スーパー・エイジャーはほんの一握りの人をさしているのでしょうか? どうやらそうではないようです。近年の複数の調査が、私たちの多くが日頃の生活習慣や意識を変えることで、スーパー・エイジャーになれる可能性を示しているといいます。

 その生活習慣とは、運動やヘルシーな食事に加え、仕事や趣味、ボランティアなど脳を刺激するチャレンジ、強固な友人関係などが挙げられています。それに加えて大きな役割を果たしているのは、年齢そのものに対する意識。人はみな同じように加齢し、それは避けられないものと考えるか、個人差があると考えるかによって違ってくる。

 加齢は避けられないと考える人より、個人差があると考える人の方が記憶テストの結果が良かったとの調査結果もあります。

 認知症が大きな問題となる高齢化社会で、その対極にあるともいえるスーパー・エイジャーが今後ますます注目されそうです。

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シェリー めぐみ

シェリー めぐみ

NYハーレムから、激動のアメリカをレポートするジャーナリスト。 ダイバーシティと人種問題、次世代を切りひらくZ世代、変貌するアメリカ政治が得意分野。 早稲稲田大学政経学部卒業後1991年NYに移住、FMラジオディレクターとしてニュース/エンタメ番組を手がけるかたわら、ロッキンオンなどの音楽誌に寄稿。メアリー・J・ブライジ、マライア・キャリー、ハービー・ハンコックなど大物ミュージシャンをはじめ、インタビューした相手は2000人を超える。現在フリージャーナリストとして、ラジオ、新聞、ウェブ媒体にて、政治、社会、エンタメなどジャンルを自由自在に横断し、一歩踏みこんだ情報を届けている。 2019年、ミレニアルとZ世代が本音で未来を語る座談会プロジェクト「NYフューチャーラボ」を立ち上げ、最先端を走り続けている。 ホームページURL: https://megumedia.com

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