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9月にジョギングを始めてはいけない 医師が挙げる理由5つ

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

「脱水・熱中症のリスクに加え、まずは膝へのダメージです。実は、私もジョギングにチャレンジしたことがあるのですが、すぐ膝が痛くなり、1カ月間膝痛が治りませんでした」(米山氏=以下同)

 整形外科医の中には、ジョギング・ランニングブームの影響で、膝痛を主症状とする変形性膝関節症の患者が将来急増するだろうと指摘する人もいる。

 次に、心臓へのダメージだ。09年、東京マラソン出場中のタレント・松村邦洋(当時41)が15キロ地点手前で倒れ、一時心肺停止状態になった。

「ダイエット目的で走り始める人もいますが、心停止を起こし、命に関わる恐れがある」

 さらに、長時間の有酸素運動は活性酸素という老化を促進させる物質を体内で過剰に発生させる。活性酸素は細胞を攻撃し、がんなどのさまざまな病気の発症につながる。

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