前出の真壁さんは、教師を目指して勉強中。その傍ら、コンビニでのアルバイトもしていて、その際の苦労も多かったとか。
「お客さまの言っていることが分からずに、2回ほど聞き返して、『そんなんで社会でやっていけると思っているの』と言われたこともありました」
平野院長も、コンビニのアルバイトについてこう話す。
「いまはたばこの銘柄も多すぎるので数字で指示するようになっていますが、APDの人は特に数字や固有名詞がなかなか聞き取れない。その数字が聞き取れなくて困ってしまったという話も、患者さんから聞いたことがあります」
患者も知らないAPD